明渡保証サービスとは
リロケーション会社のいくつかの会社が採用しているのが「明渡保証サービス」です。では、「明渡保証サービス」とはどういうサービスなのでしょうか?
明渡保証サービスとは
リロケーションは、転勤や海外赴任時に一定期間、自分の持家を賃貸に出すサービスです。
一般的に、海外赴任が終わって家に戻ることが決まったら、まず「明渡請求」を入居者に対して行う必要があります。もちろん、細かい交渉や書類のやりとり、入居者への伝達などはリロケーション会社が代行してくれるため、リロケーション会社に「○ヶ月後に帰るのでリロケーションサービスを解約したい。」と伝えることになります。
入居者にとってみれば、今日言われて明日帰ってこられても、次の住居も決まっていなければ、引っ越しの準備もできません。そこでほとんどのリロケーションサービスの場合は、「3か月前」に帰任する旨をリロケーション会社に伝える、「3か月前」に「明渡請求」を入居者に対して行うというのが契約上明記されているのです。
しかし、入居者の中には「3か月後には戻ってくるので出て行ってください。」という「明渡請求」があっても、3か月後に退去してくれない人もでてきてしまうのです。。
この場合に4か月目以降は、今までの契約賃料相当額を明渡保証金として不動産オーナーに渡すというのが「明渡保証サービス」です。
転勤や海外赴任から戻ってきても、戻る家を立ち退いてくれない場合には、この明渡保証金を使って、ホテルなり、ウィークリーマンションなりに住んで、退去の完了を待つ方が多いようです。戻ってきて、持ち家に帰れないという事態になっても、賃料収入があれば別のところで退去まで待つことができるため、「明渡保証サービス」がある方が安心と言えます。
「○か月前に明渡請求をしなければならない」というのは、リロケーション会社によって設定が違うため注意が必要です。これもリロケーション会社選びのポイントになります。
2014/02/17 | リロケーションサービス とは, 明渡保証サービス
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