入居者にとってのメリットデメリットを知ることも重要
リロケーションサービスを利用する際には、賃料の設定や入居条件の設定などをすることになります。このとき重要なのは「入居者」の気持ち、「入居者」のメリットデメリットを正しく理解することです。
入居者のメリットデメリットを知ることで言いなりにならない
リロケーション会社にとっては、リロケーション物件はできるだけ、入居者がつきやすいいように賃料は安く、入居条件は緩く設定したいものです。
これらの入居者募集条件は、リロケーション会社との相談の上で決定するのですが、ここでリロケーション会社の要望通りに条件を設定してしまうと、相場と比較して明らかに賃料収入が少ない、入居条件が緩く質の悪い入居者がついてしまったということになりかねないのです。
リロケーション物件を選ぶ入居者のメリットデメリットも把握しておくことが必要なのです。
リロケーション物件を選ぶ入居者のメリット
質の高い物件
リロケーション物件は通常の賃貸物件よりも、分譲マンションや注文住宅であるケースが多いため、設備などが良いものが多いです。さらに築年数が若いものも多く、同じ賃料の賃貸物件と比較するとグレードが高いと言えます。
賃料は賃貸物件の賃料相場よりも安い
通常の賃貸物件よりも、更新ができない、住める期間が決まっているなどのデメリットがあるため、賃料は周辺エリアの近隣物件の賃料の7割~8割程度になることが多いです。比較的賃料負担が少ないことが入居者にとっての大きなメリットと言えるでしょう。
一戸建てなどの賃貸物件が多い
家族でも借りやすい一戸建てなども多いため、家族で住むことが可能です。
リロケーション物件を選ぶ入居者のデメリット
更新ができない
原則、契約時に設定された契約期間が終了すれば更新することはできません。明け渡す必要があります。
途中解約もできない
原則、途中解約も認められていません。ただし、家族の介護や転勤、病気療養など特別な事情がある場合で、かつ200平米未満の物件の場合、1か月前予告での解約が可能です。
入居条件、入居者審査が厳しい
喫煙不可、ペット不可、などの入居条件やオーナーが設定する入居者審査が厳しくなっています。数年で再び自分が住む持家なので丁寧に使ってもらいたいと多くのオーナーが考えるからです。
注意すべきポイントは入居者条件と賃料
やはり、重要なポイントは「いくらで貸すか?」と「どんな人なら良いのか?」です。ここは厳しくしすぎれば、なかなか入居者が決まりませんし、ゆるくしてしまえば、賃料収入が減ってしまう、自宅にダメージが残ってしまう、などデメリットが大きくなります。
十分にリロケーション会社の担当者に相談のうえ、決めることが必要です。できる限り、リロケーションの管理物件の多い、ノウハウ豊富なリロケーション会社に依頼しましょう。

2014/02/10 | リロケーション会社選びのポイント デメリット, メリット, 入居者
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